レンディングプロトコル『AAVE』にBTCを預けてドルを借りる方法

こんにちは!
今回はレンディングプロトコル『AAVE』の使い方について解説します!

具体的な内容はタイトルにあるようにAAVEにビットコイン(BTC)を預けてUSDCを借りる方法についてご紹介します。

※本記事はDeFiを触ったことのある中級者向けの記事になっています。
DeFiを触ったことがない方はまずは『PancakeSwap』から触ってみることをおすすめします!

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DeFi初心者でも分かる!PancakeSwapの始め方を徹底解説

今回の大まかな流れとしては以下になります。

  • BINANCEでBTCをWBTCにSwapする
  • BINANCEからイーサリアムウォレットにWBTCを送金する
  • イーサリアムウォレットからPolygonウォレットにWBTCを送金する
  • PolygonチェーンのAAVEでWBTCを預ける
  • PolygonチェーンのAAVEでUSDCを借りる

それぞれについて解説していきます。

BINANCEでBTCをWBTCにSwapする

まず初めに、AAVEで運用したいビットコイン(BTC)をBINANCEに送金します。
それからWBTCへとSwapしましょう。

BINANCEにビットコイン(BTC)を送金できたら、メニューの「トレード」をクリックします。
クリックすると、プルダウンメニューがさらに開かれるので「現物」を選択します。

すると現物取引所の画面になるので、右側の検索窓に「wbtc」と入力します。
検索候補の中から「WBTC/BTC」を選択します。

正しい通貨ペアであることを確認したら、下へスクロールします。
購入したいWBTCの数量を入力できたら「WBTC購入」をクリックします。

これでビットコイン(BTC)をWBTCにSwapすることができました。

BINANCEからイーサリアムウォレットにWBTCを送金する

次にSwapしたWBTCをBINANCEからイーサリアムウォレットに送金します。

まず上部メニューの「ウォレット」をクリックし、「フィアットと現物」を選択します。

するとBINANCE内の資産状況が確認できる画面になります。
WBTCが購入できていることが確認できたら、「出金」をクリックします。

仮想通貨の出金画面になるので、以下の必要事項を入力してください。

  • 「通貨」にWBTCを設定する
  • 「アドレス」にイーサリアムのウォレットアドレスをコピペで貼り付け
  • 「ネットワーク」にERC20を選択必ずERC20にして、正しくETHになっていることを確認
  • 「出金額」を入力

 

出金の確認画面が出てくるので「次へ」をクリックし、2段階認証を行います。

無事に認証が完了されると、少し待つとイーサリアムウォレットにWBTCが入金されます。
今回はMetaMaskで確認します。

MetaMaskにWBTCが入金されていたら、送金完了です!

PolygonウォレットにWBTCを送金する

続いて、イーサリアムチェーンのウォレットからPolygonチェーンのウォレットにWBTCを送金します。

こちらのPolygon公式Walletから送金することができます。

送金時の注意点

送金時にはガス代としてETHが必要になります。
ガス代は時間帯によって変動するので安い時間帯を狙うのがいいかと思います。

ちなみに日本時間の午前中はガス代が安い傾向にあるので狙い目です!

ガス代はこちらのEthereum Gas Trackerでチェックすることができます。
基準値としては10〜19gweiの時はかなり安いです!

Polygon公式Walletにアクセスしたら、MetaMaskを接続します。

MetaMaskと接続できたら、「Apps」をクリックします。

 

続いて「Polygon Bridge」を選択します。

 

するとBridge画面になるので以下の部分を確認および設定します。

  • Fromチェーン:「Ethereum chain」に設定
  • 通貨:「WBTC」に設定
  • 数量:送りたいWBTCの数量を入力
  • To:「Polygon chain」に設定

必要項目を設定できたら「Transfer」をクリックします。

すると、確認のモーダルが出てくるので「Continue」を押しましょう。

続いて、イーサリアムのガス代の画面になるのでガス代を確認して「Continue」をクリックします。

なお、ガス代は常に変動しているので安くなったタイミングで取引することをおすすめします!

再度、確認を求められるので「Continue」をクリックします。

すると、進行状況が表示されたモーダルが出てくるので「Continue」をクリックし、Transferされるのを待ちましょう。

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ここで少し時間がかかるので気長に待ちましょう!
CompletedになったらPolygonへの送金は完了です。
しかし、あくまでPolygon公式Wallet 内にあるだけで、MetaMaskにはまだ入っていないのでトークンを追加する必要があります。
まず、「Apps」をクリックし、「Polygon Wallet」を選択します。
するとWallet(Assets on Polygon)の画面になります。
「WBTC」にマウスカーソルを当て右端にあるMetaMaskのキツネマークをクリックします。
MetaMaskのトークン追加画面に切り替わるので「トークンを追加」をクリックします。
WBTCがMetaMaskに入っていることを確認できたら完了です。
ちなみにMetaMask上でトークンインポートする際のWBTCコントラクトアドレスは以下になります。
0x1bfd67037b42cf73acf2047067bd4f2c47d9bfd6

AAVE(Polygon)でWBTCを預けてUSDCを借りる

Polygon WalletにWBTCが着金したら、いよいよAAVEでWBTCを担保にしてUSDCを借りましょう。
AAVEを開いたら、まずは上部メニューの「More」をクリックします。
そして「Switch to Aave Classic」を選択します。
するとクラシックモードに切り替わります。
続いて、MetaMaskを接続します。
右上の「接続する」をクリックします。
するとウォレットの種類が出てくるので、今回は「Browser Wallet」を選択します。
続いて「AAVE」のロゴアイコンをクリックし、市場を「Polygon」に切り替えます。
「Polygon」に切り替わったら上部メニューから「預入」を選択し、入金したいWBTCの数量を入力します。
預入するWBTCの数量を入力したら「Continue」をクリックします。
すると、承認画面になるので「承認する」を押します。
続いて「入金」をクリックします。
「入金」クリックすると、ガス代の画面に切り替わります。

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Polygonでのガス代はMaticなので事前にウォレットへ入れておきましょう!
「確認」をクリックすると入金完了です。
これでWBTCをAAVE(Polygon)に預けることができました!

PolygonチェーンのAAVEでUSDCを借りる

いよいよ、最終ステップです。

先ほどAAVEに預けたWBTCを担保にしてUSDCを借りましょう。
上部メニューの「借入」をクリックします。
「借入」の画面に切り替わると借りることができる通貨が出てくるので、借りる通貨を選択しましょう。
今回は「USDC」を選択します。
「USDC」をクリックしたら、数量を入力しましょう。
借入をする時には「新健康指数」をスライドさせることで金額が自動で入ります。
「新健康指数」とは借り入れる際の目安値になります。
ここで注意
借入金額が大きすぎると、担保しているWBTCが下落した時に清算されてしまうので注意が必要です。
今回のUSDCの場合は担保の80%までは借りれますが、85%になると清算されてしまう仕組みです。
基準とする目安としては新健康指数が2以上場合は担保の40%以上、つまりWBTCの相場が半分の価値まで下落しなければ耐えられることになります。

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仮想通貨は変動が激しいので半分に下落する確率も0ではありません。
市況を見て危ないなと思ったら返済しましょう。
借入量が決まったら「Continue」をクリックします。
続いて金利の画面に切り替わるので「変動型APY」をクリックすると「Continue」が表示されるのでクリックします。
確認画面になるので「借入」をクリックします。
MetaMaskでガス代の確認を求められるので「確認」をクリックします。
これでUSDCの借入が完了しました!
早速「ダッシュボード」をクリックして、確認してみましょう。
USDCが借入できていることが確認できました。
くれぐれも健康指数の数値には注意して、安全に運用しましょう。
借りたUSDCをさらに運用する方法もございますので、ご自身でDYOR(Do Your Own Research)してみてください!
※本記事は投資を推奨するものではございません。投資は自己判断でお願いします。
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